昭和40年代に建てられた既存住宅を購入され、大々的にリフォームしました。
購入を検討する段階からご相談いただき、購入前に建物と敷地の調査をさせていただきました。
調査後、どのようなリフォームが可能か計画させていただき、そのうえで購入を決定されました。
ご夫婦お二人暮らしのお家です。
今後、お子さんが生まれても対応できるような平屋のお家として計画しました。
ご夫婦共通の趣味であるお酒を楽しんだり、お仕事を集中してできるスペースを確保できるような設計となっています。
お家で快適に過ごすことができるよう、断熱性能を大幅にUPさせました。天井、壁は硬質ウレタンフォーム断熱材を吹き付け、床には断熱材の敷き込みの上、建物外周部(天井、壁、床)にすべて気密シートを張ることで断熱性能と気密性能を確保しました。
玄関の位置を建物南西角から、建物中央へと変更し、以前より広くスペースを確保しました。
片側にはトールサイズで長さ1.6mの大容量の玄関収納が付いています。
反対側の壁には枕棚とパイプ、可動棚を付けました。お出かけ用のコートや帽子、手袋、買い物かごなどを置くスペースになっています。
工事前は独立していたキッチンを、LDKとして一室にしました。
間仕切りを取り払い、間取りを大きく変更しています。
梁の補強をすることで、LDKを一室にする際に邪魔になる柱を撤去しました。
柱の撤去の際には、梁の補強計算を行い、安全性の確認を行っています。
LDKを一室とすることで、広さや開放感を感じられる空間になっています。
梁の補強によって大きくなった梁は、デザインとして残すことで、天井に表情を付けています。
ダイニングスペースです。
キッチン対面の両サイドにお酒のボトルが置けるよう、可動棚を設けました。
真ん中のニッチはティッシュやウエットティッシュなどを置くスペースになっています。
ニッチの横にはコンセントをつけて、ダイニングテーブルでスマホの充電やホットプレートなどが使えるようになっています。
コンロの正面のニッチはまな板置場です。
お引越し前のお家でもコンロ前にまな板を置けるスペースがあり、同じように使えるようにしたいとのご要望でおつくりしました。
まな板は濡れていることが多いので、水に強いキッチンパネルで制作しています。
コンロに向かって右側にも調味料などが置けるよう、ニッチを作ってあります。
設計の段階から、お手持ちの家電製品のサイズや購入予定の家電製品のサイズをお伺いし、全てのものがきちんと収納できるように計画しました。
缶詰や買い置きの調味料(ケチャップなど)は奥行が少ない方が整理しやすいので、片側は奥行きの小さい棚になっています。
もう片側は大皿や重箱、ホットプレートなどの大物が収納できるよう奥行の深い棚になっています。
洗面脱衣室は約3.75畳。
収納棚や洗濯機を置いてもスペースに余裕があるのでゆったり着替えをすることができます。
洗濯乾燥機をお持ちなので、洗濯物を干す量は少ないながら、しわを作りたくない洗濯物を干すためのスペースも確保しています。
洗面化粧台に向かって左側が洗濯機置場です。上部には可動棚をつけて、買い置きの洗剤を置いたりハンガーをかけられるようになっています。
お風呂は1坪タイプのユニットバス。シンプルなモノトーンがお好きでしたので、正面のアクセントパネルは上品なグレーを採用しました。