はじめは、キッチンが古くなったのでキッチンを交換して新しくしたい、とのご相談でした。
既存のキッチンはシンクとガスコンロがあるだけで作業スペースがまったく無く、まな板が置けないため、ご自分でワゴンを購入されて作業台代わりにされていました。
左は、改修前の平面です。お料理をするのにまな板を置くスペースがなく、食器棚と冷蔵庫の間のデッドスペースに置かれた食器などはとても取り出しづらそうでした。
古いキッチンを交換するだけでは、作業スペースは増やすことができず、使い勝手が悪いままです。それはあまりにももったいない。
そこで、キッチン全体のリフォームをご提案させていただきました。
下が実際のプレゼンです。
2パターンご提案させていただきました。
実際にはプランAをご採用いただきました。
お料理は毎日のこと。
限られたスペースを最大限活かして、動線を整理し、キッチンでお料理するのが楽しくなるようなプランになるよう計画しました。
家電置き場。
炊飯器、トースター、電子レンジなどを置くスペースです。
一度に使ってもブレーカーが落ちないよう、コンセントはそれぞれ配線しました。
2口コンセントが3か所、合計6個のコンセント口があります。
上部は可動の棚を取り付けました。
下の家電置き場は引き出し式で収納もたっぷりとれているので、上の棚は飾り棚としてもお使いいただけます。
流し台からも、廊下側からも使えるオープンな棚です。
ポットやコーヒーメーカーを置けるように、コンセントを設けてあります。
奥様が流し台で作業をしていても、ご家族が廊下側からお茶やコーヒーが入れられます。
流し台の前には棚を付けました。
水切り籠や食器を置いたりできるスペースです。
ハンドミキサーやブレンダーを使えるよう、正面の壁には2口コンセントを付けました。
ガス台向かって左側のパーテーションには壁の厚さを利用してニッチを設けました。
塩や砂糖などの調味料を置いておくことができます。
ガス台正面の窓枠とガス台向かって右側の壁にはキッチンツールをかけられるようにパイプを付けました。
いつも使うお玉やフライパンなどをかけておけば調理中もすぐに使えて便利です。